【はじめに】
「昨日、転んでしまったのよ」 訪問先で、利用者さんからそんな言葉を聞くたびに、私の心は重くなりました。 ほんの少し、環境を整えるだけで防げたかもしれないのに。 介護ヘルパーとしてお邪魔していた頃は、時間や制度の壁があり、すべてを伝えきることができませんでした。
でも、今なら伝えられます。 介護の枠を超えて、ただただ、ご高齢の方が安心して暮らし続けられる環境のために。 今日は、多くの訪問先で見かけてきた、実はとても危険な「コンセント周りの化石」について、一緒に整理していきたいと思います。
【1. なぜ、床のコードは「危険」なのか】 訪問介護の現場で多くのお宅にお邪魔してきましたが、ほとんどのお宅でコードがスパゲッティのように絡まっていました。 実はこれ、単なる「見た目の問題」ではありません。

- 転倒のリスク: わずかな段差やコードの引っ掛かりが、高齢者の方にとっては大きな転倒の原因になります。
- 火災のリスク: 長年放置されたコードの根元にはホコリが溜まり、そこから火災(トラッキング現象)が起きる危険性があります。
【2. なぜコンセント周りは「化石化」するのか】 多くの現場で、コードが絡まったまま放置されているのを目にします。
- どのコードがどこに繋がっているのか、ご本人も把握できていない。
- 実はもう使っていない家電が、ずっとコンセントに刺さったままになっている。 ヘルパーの生活支援サービスでは、どうしても時間が足りず、こうした細かい整理まで手が回らないのが実情です。
【3. 安全を守る「3つのステップ」】 まずは、ご家族が帰省したタイミングなどで、以下の順で整理してみてください。
- 「抜く」: 使っていない家電がないか確認し、プラグを抜く。これだけで、火災リスクがグッと下がります。
- 「隠す」: コンセントボックスを使って、絡まったコードを箱の中に収める。物理的に足を引っ掛けない環境を作ります。
- 「浮かす」: 床に這っているコードを浮かせることで、お掃除も格段に楽になり、ホコリが溜まりにくくなります。
【おわりに】 「思い通りにいかなくなるからだ」を抱えながら、毎日を一生懸命生きている高齢者の方々。 ついつい後回しにしがちな場所ですが、ほんの少しの環境づくりで、お部屋は劇的に安全になります。 「今日、一つだけ抜いてみよう」そんな小さな積み重ねが、親御さんの安心な暮らしを守る第一歩です。
わたしのお勧めはコンセントボックスです。埃も溜まりにくいですし、ごちゃつきが無くなりスッキリしますよ!


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