その「良かれと思って」が危険かも?実家の転倒を防ぐための「環境チェックリスト」

大切な親御さんのために置いたマットや、便利なセンサーライト。 でも、実はその工夫が、逆に転倒のリスクを高めてしまっている可能性があることをご存知でしょうか?

介護の現場では、「良かれと思ってやったことが、結果として事故につながる」ケースを多く見てきました。

今回は、ご家族がすぐに確認できる「転倒リスク・チェックリスト」を作りました。まずは、ご実家の様子を思い浮かべながらチェックしてみてくださいね。

【あなたの実家は大丈夫?転倒リスク・チェックリスト】

以下の項目に1つでも当てはまったら要注意です!

  • [ ] 廊下やキッチンに、厚手のマットやラグを敷いている
  • [ ] 移動の際、家具や壁に手をついて歩いている
  • [ ] 底がパタパタするスリッパを履いている
  • [ ] 電源コードが床を横切っている

なぜこれが「危険」なの?元介護士が解説します

チェックはいくつありましたか? 「えっ、全部良かれと思ってやっていたのに!」と驚かれた方もいるかもしれません。一つずつ、その理由と対策をお伝えします。

① 厚手のマットやラグ

高齢者は足を持ち上げる力が弱いため、わずか1cmの段差でつまずいてしまいます。 また、裏面の滑り止めが古くなると、マットごと滑って転倒するリスクも。 【対策】 マットは可能な限り「置かない」のが一番です。敷く場合は、床に完全に密着する薄型のものを選びましょう。

② 家具や壁を伝って歩く

これは「手すりが必要」という体からのサインです。体重をかけた時に家具が動いたり、壁のクロスが剥がれたりすると、家具ごと倒れて大怪我につながります。 【対策】 「つかまりやすい場所」に、しっかり固定された手すりを設置しましょう。

③ パタパタ鳴るスリッパ

底が厚すぎるスリッパは、自分のつま先を引っ掛ける原因になります。 

【対策】 かかとが固定される「ルームシューズ」や、室内専用の滑りにくい靴に変えるだけで、驚くほど歩きやすくなります。

個人的なお勧めはこちらです。詳細は次回のブログでお伝えできたらと思います。


[徳武産業] 介護シューズ ケアシューズ あゆみ オープンフィット [自宅・施設用] 簡単着脱 フルオープン 履きやすい 蒸れない シニア 高齢者 転倒予防 上履き 足囲3E~5E 両足 ブルー LL(25.0~26.0cm)

④ 床を横切る電源コード

夜中、ふらつきながら歩く時にコードは本当に危険。「目に見えているから大丈夫」と思っても、夜間の視界では死角になりやすいのです。

 【対策】 「配線カバー(モール)」で固定するか、床に這わせないようなレイアウトに見直しましょう。

大切なのは「その人に合わせること」

これらの事例は、すべてご家族を想う「優しさ」から始まっています。 でも、住環境は「その方の歩き方」や「生活の癖」に合わせて整えることが、何よりの安全対策になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました